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ロボットと共に創る未来

  • 10 March 2015
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英国からロボット工学分野の最先端を行く研究者チームが、日本での現状視察と交流、英国における近況を共有するため、2月下旬に訪日していました。日本はロボット工学分野で世界を牽引していますが、英国は認知、自律、人型各ロボットにおいて、日本をサポートできる強みを擁しています。英国は、より進化したロボットの根幹をなす複雑なシステムインテグレーション分野に特に実績があります。

 

現在、両国ともにロボット工学に関する新戦略を策定している段階です。よって国際連携がどのような革新的アプローチを生むことができるかを議論するには、絶好のタイミングなのです。

 

英国政府は、将来の経済成長を支える「8つの重要なテクノロジー」のひとつとして、ロボット工学と自律システムを挙げています。英国のロボット工学と自律システムの新戦略は、このビジョンを実現するための道筋を示しています。今まで培った強みをベースに、この戦略を通して英国ロボットビジネスがさらにグローバル環境で競合力を持つことを目標としています。たとえば、新しいテクノロジーのテスト設備やロボット利用を促進する規制緩和など、インフラの強度測定支援が挙げられます。現在1億5000万ポンドあまりがロボット工学および自律システムのリサーチプロジェクトに投資されています。英国は、ロボット関連の欧州共同プロジェクトに幹事国あるいは一員として多く参加しています。

 

Open Bionics 創設者 ジョエル・ギバード氏

Open Bionics 創設者 ジョエル・ギバード氏

英国はICTソフトウェアプログラミングやデータ運用においてワールドクラスの強みを持ち、同時に最先端の自律システムやロボット関連の国際企業にとって 理想的なビジネスと研究の環境を整えています。先端ロボット関連企業の多くは、英国が誇る革新的なエンジニアリングとベンチャー精神の伝統を引き継いでい ます。その多くはOpen Bionicsのように小規模な企業ですが、これまで考えられなかったアイディアを持っています。Open Bionicsは安価で軽量なロボットハンドのモジュラーと、人工装具の開発をオープンソース化し、既成部品で簡単に再生産することを可能としました。一 方で、新たなロボット製品やシステムを発展させるため、今までにない技術を活用する既に名の知れたエンジニアリング企業も存在します。360 Eye™ ロボット掃除機を2015年春に日本で発売予定のダイソンもそのひとつです。

 

英国には多様な市場チャンスがあります。たとえば製造現場のロボット化・自動化は、労働力が安い国との競争に打ち勝たなければならない先進国では非常に重要です。英国の製造業における自動化のプロセスは他の欧州経済圏に後れを取っていますが、この分野は新たに急速な発展を見せている分野でもあり、2018年までに370億ドル規模に到達すると予想されています。経済や社会、人々のほぼすべての活動に至るまで、ロボット工学が及ぼす影響は計り知れません。

 

駐日英国大使館で開催したロボット工学ワークショップでのパネルディスカッション

駐日英国大使館で開催したロボット工学ワークショップでのパネルディスカッション

先だって駐日英国大使館で開催したロボット工学ワークショップでは、英国と日本のロボット工学研究者と参加企業との議論を通じ、新たなコラボレーションとアプローチの可能性、革新的な製品、新規マーケットへの参入などへの理解が深められました。

 

 

 

 

 

英国からの参加者:

  • Mr Geoff Pegman, UKTI Innovation Gateway
  • Professor David Lane, Heriot Watt University Edinburgh
  • Professor Guang-Zhong Yang, Imperial College London
  • Professor Tony Prescott, University of Sheffield
  • Professor Sethu Vijayakumar, University of Edinburgh
  • Mr Mark Sharp, Business Development – Nuclear, Oxford Technologies Ltd
  • Mr Chris Abbott, Chairman and CEO, ImiTec Limited
  • Mr Joel Gibbard, Founder and CEO, Open Bionics
  • Mr Silas Adekunle, Founder and CEO, Reach Robotics
  • Mr Pete Woolaghan, Director, Createc

 


 

主要な英国のロボット工学および自律システムに関する施設

Engineering and Physical Sciences Research Councilは、BAE Systems、 Schlumberger、National Nuclear Laboratory、Sellafield、Network Rail、SCISYS、Defence Science and Technology LaboratoryやUK Space Agencyとパートナーシップを結び、ソフトウェアデザイン、センサー探索、状況認識、意志決定と計画、情報マネジメント、自律システムの照合、モデル構築と学習のリサーチを行っています。

 

ブリストル大学とイングランド西部大学の連携による”Bristol Robotics Laboratory“は、英国で学際的なロボット工学研究の組織として最先端に位置しています。専門的領域として空間ロボット、生活支援、バイオエネルギーと自立持続システム、生体模倣と神経ロボット工学、医療ロボット、非線形ロボット工学、ロボット視覚、自己修復ロボット工学システム、スマートオートメーション、群ロボットなどがあります。

 

オックスフォード大学の”Mobile Robotics Group“では、日産自動車と’RobotCar’の開発を進めています。

 

Autonomous Systems Technology Related Airborne Evaluation and Assessmentは、テクノロジー、システム、設備、手続き、レギュレーションの面で無人機が安全かつ日常的に英国の民間航空領域を運航できるよう6200万ポンドが投じられた、英国を本拠地とする7つの航空宇宙関連会社(AOS、BAE Systems、Cassidian、Cobham、QinetiQ、Rolls-Royce、Thales)によって設立されたコンソーシアムプロジェクトです。

 

The National Oceanography Centreは、ヘリオット・ワット大学と共にオイル・ガス分野で使用される、様々な機能をもつ無人潜水機に関する研究を重ねています。

 

サザンプトン大学の”Centre for Complex Autonomous Systems Engineering“では、自律式宇宙飛行機、無人機や無人地上走行車、無人潜水機からエージェントプログラミングまで多種にわたる分野において最先端の研究を行っています。

 

Lincoln Centre for Autonomous Systemsは、国際的にも評価の高い応用自律システム研究センターです。モバイルロボットやスマート装置における認知、学習、意志決定とコントロール能力のインテグレーションを専門としています。この研究の応用分野としてパーソナルロボット工学、食物と農業、安全保障と監視、環境モニタリング、自動制御運輸、ゲームおよびシミュレーションテクノロジーなどが挙げられます。

 

リバプール大学の”Centre for Autonomous Systems Technology“は、自律ソフトウェア、認証、呼応技術、信頼度と安全性、自律センサー、コミュニケーション、データ融合、機械学習、車両工学、航空宇宙、ロボット工学アプリケーションなどにおける深い知見を提供しています。

 

Automatic Ultrasonic Robotic Arrayは、発電産業での非破壊検査と評価における新型の自律再構成可能な超音波型アレイ調査ロボットを生み出しました。Alba Ultrasound、ストラスクライド大学の”Quest Robotics”、Doosan Power Systemsとの共同プロジェクトです。

 

シニアサイエンスオフィサー 浅野 誠一

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