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未来の英国王が語る:「Innovation is GREAT~英国と創る未来~」

  • 10 June 2015
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ケンブリッジ公爵殿下訪日時の2015年2月に開幕した「Innovation is GREAT~英国と創る未来~」キャンペーン、そして同キャンペーンがもたらす英国企業と日英パートナーシップへの影響について、私の考えをみなさまに共有したいと思います。

 

ケンブリッジ公爵殿下、宇宙飛行士の野口聡一氏、アストンマーティン CEO アンディー・パーマー氏

 

ホテルに入って行く殿下と宇宙飛行士とCEO・・・これだけを聞くと何か物語の一文のように聞こえますよね?しかし、これは実際に東京で起こったことなのです。英国のケンブリッジ公爵殿下、日本人宇宙飛行士の野口聡一氏、そしてアストンマーティンのCEOであるアンディー・パーマー氏は2015年2月、日本で1年間にわたって実施される「Innovation is GREAT~英国と創る未来~」キャンペーンを立ち上げるため、東京のあるホテルにお集まりになりました。開幕イベント当日、ステージ上にいたわずか数分間で、お三方の間で友好的な関係が築かれるのを見られたことは素晴らしい瞬間でした。ケンブリッジ公爵殿下は、野口氏のように宇宙に飛び立つ人たちが持つ勇気への称賛、パーマー氏のようにアストンマーティンで仕事ができる人たちへの憧れと、警察官なりたかったという幼少期の夢を語られました。

 

駐日英国大使館が行った最近の調査によると、「英国」と聞いて日本人が思い浮かべる言葉で最も多かったのは「伝統」。次に「ジェントルマン」、「ロイヤリティー」、そして「ハンサム」の順になりました(「レディー」もリストの中にはありましたが、残念ながら「美しい」は見当たりませんでした。さらなる努力が必要なようです)。また、あまり喜ばしくないものとして、「冷たい」や「傲慢」などの言葉が挙げられていました。日本の英国に対するこのような典型的なイメージは、高級ブランド、王室御用達製品、そして紳士服など、伝統や品質を売りとしている商品には有利に働くでしょう。

 

しかし、テクノロジーやエンジニアリング関連企業は、日本で実績を積み上げることに関してはさらなる努力が必要です。数々のノーベル賞受賞者を輩出し、19世紀には鉄道、下水道、灯台などの技術で日本の近代化を促進させた英国ですが、現在英国の強みである研究やイノベーションの分野に関しては、日本において一般的に広く認知されているとはまだ言えません。友人に、「あなたが使っているスマートフォンは英国がデザインした半導体と画像処理技術が使われていて、現金を引き出すATMは英国のイノベーションなのよ」、「あなたが休暇のときに利用した飛行機のジェットエンジンは英国の発明品で、多くは英国で造られているのよ」などと伝えると、いつも疑った表情をされます。しかし、これらはすべて事実なのです。

 

「Innovation is GREAT~英国と創る未来~」キャンペーンはこのように、普段あまり注目されない英国の一面を日本の企業や消費者のみなさまにご紹介すること、そして、日英パートナーシップを構築し、より大きなイノベーションを引き起こすことを目的としています。英国と日本が共同で実施する科学研究は、平均より2.5倍引用されることからわかるように、二国の協働は、革新的でクリエイティブな「ひらめき」につながります。株式会社スズキと英国企業であるインテリジェント・エナジー社が共同開発した水素燃料電池システムを搭載した二輪車、川崎重工業株式会社、三菱重工業株式会社、住友精密工業株式会社等を含む多数の日本企業が共同で製造したロールス・ロイスエンジンなど、同様の事例が事業や基礎研究で多く見受けられます。また、英国と日本の宇宙飛行士が、科学の究極の試みとされている国際宇宙ステーションにおいて共に働いているのを目にするのも大変素晴らしいことです。

 

ところで、なぜケンブリッジ公爵殿下にキャンペーンの立ち上げを担っていただくことになったのでしょう?もちろん彼を起用することで、メディアからの注目を多く集め、キャンペーンの好調なスタートを切ることができるだろうと考えました。そして期待通り訪日期間中、彼の名前はTwitterで常にトレンドに入っていました。しかし、それ以外にも彼、そしてアストンマーティンのブランドは、日本人が抱く英国の伝統や歴史を示す象徴でありながら、英国王室や経済を新しい時代へと変革させていく、近代化とイノベーションの精神も表しているのです。また、ケンブリッジ公が持つ愛嬌と親近感も、英国の冷たい、傲慢なイメージを取っ払ってくれると期待しました。このキャンペーンは、日本人が親しみを持っている英国のイメージをあらゆる方向に引き伸ばし、英国に対する印象を一新するための戦略です。果たして良い結果が期待できるのか?成果は時間が経たないとわかりませんが、成功に繋がるよう精一杯努力したいと思います!

 

このキャンペーンにご興味のある方は、"ukti_invest.tokyo@fco.gov.uk"までお問い合わせください。今後このキャンペーンのスポンサーやビジネスパートナー、イベントの参加者として関わりたい、または、英国の企業と話してご自身の持つイノベーションの夢を実現させたいと思う方々からのご連絡を心よりお待ちしております。

 

駐日英国大使館 貿易・対英投資部
ディレクター スー・木下

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