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自動運転:世界トップレベルの試験環境を誇る英国

  • 29 November 2018
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2017年11月、英国政府は、企業を支援し、経済の力強い成長を実現するための長期産業戦略(※)を発表しました。産業戦略では、「グランド・チャレンジ」と呼ばれる、英国がさらなる産業先進国になるための4つの戦略分野(AIとデータ主導経済の育成・クリーンエネルギー普及・モビリティ社会の未来・高齢化社会)が設定されています。そのうちの一つである「モビリティ社会の未来」に取り組むのが、英国政府により立ち上げられた、コネクテッド・自動運転車(Connected Autonomous Vehicle、以下CAV)技術の開発促進を目的とするMeridianです。このたび、MeridianのCEOであるDaniel Ruiz氏に、同機関のプログラム、英国の自動運転車の現状などについてお話を伺いました。
※英国の長期産業戦略についてはこちらの記事をご覧ください。

 

英国政府が支援する、Meridianとは?

MeridianのCEO、Daniel Ruiz氏

MeridianのCEO、Daniel Ruiz氏

 

産業界が主導するMeridianは、モビリティ(移動手段)に対する政府の重点的な取り組みを受け、自動運転技術が社会と経済にもたらす機会を最大限に活用するために設立されました。政府による1億ポンドの資金提供と、産業界からの同額の出資を受けて立ち上げられたMeridianは、自動運転技術のための世界で最も統合された、包括的かつアクセス可能な開発環境を構築することを目的としています。

 
 

「我々は、英国での自動運転技術の開発を促進するハブであり、インテリジェントなモビリティ・ソリューションに携わる政府、学界、イノベーター、開発者を結集し、協力的なパートナーシップを築く活動を行っています。Meridianは、世界の輸送エコシステムにおける英国の新興CAV市場の成長を促進し、持続可能なモビリティを実現するために、セクターや国境を超えて必要とされる協力体制の構築を支援しています」とRuiz氏は語ります。

 
 

自動運転技術の革新と発展のためのグローバルセンター

 

2035年までに英国のCAV技術の市場は500億ポンドに達すると予測されています。これにより、政府と産業界それぞれによる1億ポンドの出資によって、Meridianが設立され、自動運転車走行試験用の一大中核拠点を創設することが決定しました。

 

2017年10月、最初の5,100万ポンドの助成金により、英国にある既存の試験施設に物理的な試験が行えるセンターを4か所開設することが発表されました。本プロジェクトの第2段階は現在進行中であり、2つの競争入札が行われる予定です。高速道路、地方道路、そして駐車場の開発に向けられた2,500万ポンドの競争入札は、最初の資金調達期間に手がけられた都市における試験施設の開設とのギャップを埋めるのに有効です。もう一方の500万ポンドの競争入札は、データ市場の開拓に注力するものであり、Meridianが持つ膨大な量のデータを強化し、最終的にビジネスに役立てるようにすることが目的です。

 

「自動運転技術の革新と発展のためのグローバルセンターとして、我々は大きな経済的利益を生み出しています。英国は、自動運転技術のアイディアを、コンセプトの段階から開発まで持っていくことができる、世界で唯一の場所です。すべての試験施設は英国中部より、車で2時間以内の場所に隣在しています。MeridianはCAVとその環境の開発において英国を世界のリーダーにするために、CAVエコシステム「Testbed UK」を指揮しています。Testbed UKは4つのコンソーシアム、すなわち、TIC–IT(Trusted Intelligent Connected Autonomous Vehicleコンソーシアム)、ミルブルック—カルハム、ミッドランズ・フューチャー・モビリティ、スマート・モビリティ・リビングラボを含みます。自動運転の中心地である英国の包括的かつ統合的な施設は、データを相互に共有し、コラボレーションを可能にする強みを持ち、世界をリードしています。Testbed UKは、物理的にもデジタル的にも、CAVの試験と開発において世界で最も安全で、最大、かつ総合的な機能を備えています。」

 
 

日本の企業や政府関係者、産業界の反応

 

駐日英国大使館にて講演をするRuiz氏

駐日英国大使館にて講演をするRuiz氏

2018年5月、Meridianは日本で開催された「人とくるまのテクノロジー展」に英国パビリオンの一団体として来日しました。「日本の産業界、および政府関係者の方々とお会いした際、Meridianプロジェクトへの反応は非常にポジティブでした。CAV技術の開発、特にスタートアップ、人工知能(AI)、サイバーセキュリティに関して非常に興味深い話し合いを行うことができ、新たなプロジェクトのアイディアや日英間のコラボレーションにもつながりました。日本政府が進める戦略的イノベーション創造プログラム 自動走行システム(※SIP–adus)とも関係が構築でき、前向きなディスカッションを実施しています」と最後にRuiz氏はまとめました。

 

※SIP–adusの「adus」はAutomated Driving for Universal Servicesの略称。本プログラムは内閣府によるもので、日本の交通の安全・安心、ドライバーの利便性、高齢者・交通制約者にも優しい柔軟なシステムを作り上げることを目標とします。

 

インタビューの後編は12月6日(木)に公開予定です。

 

駐日英国大使館 国際通商部

 


 

英国政府が進める産業戦略の自動車産業に焦点を当てた「セクター・ディール」の日本語版は下記のフォームにご登録いただきますと無料でダウンロードが可能となります。ご興味のある方はぜひご覧ください。

 

 


 

駐日英国大使館・総領事館 国際通商部(DIT Japan):

DIT Japanは、英国政府のDepartment for International Trade(DIT:国際通商省)の日本オフィスです。DIT Japanは英国製品・サービスをお探しの日本企業へ情報提供を行っています。また、日本企業の英国進出および英国での既存事業の拡大の際に必要なサポートを提供しています。これらのサービスは秘密厳守・無償にて行っております。

英国進出・英国での事業拡大、英国製品やサービスの輸入に関してご質問がございましたら、こちらまでお問い合わせください。

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