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英国政府主席医務官サリー・デイビス卿による薬剤耐性に関する基調講演の要旨

  • 07 December 2017
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2017年11月15日(水)から17日(金)に世界各地域の科学館ネットワークとそのパートナーが一同に会する国際会議、世界科学館サミット2017が日本未来科学館で開催され、英国より政府主席医務官のサリー・デイビス卿が招待されパネリストとして登壇しました。

 

イベントにて講演するデイビス卿

同サミットは、98の国と地域を合わせた総勢828名が参加し、科学館業界が社会で果たすべき新たな役割について、著名な科学者や教育関係者のみでなく、政策立案者、国際機関、産業界、市民社会の代表者など、より広い範囲の専門家が具体的な施策を実現するための新しい協力体制について意見交換を実施しました。

 

 

デイビス卿は、薬剤耐性(以下AMR)が国連の場において持続可能に関する課題のひとつとして認識されている背景として、2050年にはAMRによって亡くなる人数がガンで亡くなる人数をはるかに超えると予測されていること、さらに一国のGDPなどの経済成長を阻む危険のある緊急性の高い課題であることを指摘しました。さらに、AMRの問題は今やヒトだけでなく家畜といった動物からも食物を通じて感染し、生物を取り巻く環境にも密接に関係していることから地球全体のエコシステムとの関連性が高いとしました。

 

パネルディスカッションの様子

さらにデイビス卿は昨年のG7でホスト国となった日本が先進的な政策を打ち出しアジア地域におけるリーダー的存在となっていることを高く評価しました。そして、英国政府が打ち出した5ヶ年計画の進捗状況、AMRに関する様々な啓蒙活動を紹介するとともに、2016年に英国が家畜の成長促進に使用する抗生物質の使用を禁止したことに言及し、同分野における日本国内での新たな展開を期待したいと述べました。AMRは発展途上国での被害が深刻となっており、国境を越えて産官学が一体となり新しい抗生物質の研究開発およびサーベイランスによるデータの共有など、より学際的なアプローチによる協力が不可欠であることを強調しました。

 

駐日英国大使館 科学技術部 上級科学担当官 妙見由美子

 


 

駐日英国大使館・総領事館 科学技術部(SIN Japan):
SIN Japanは、世界28カ国に展開する英国政府のScience and Innovation Network(SIN:科学イノベーションネットワーク)の日本オフィスです。科学やイノベーションの重要テーマに係わる最良の政策ソリューションの導入、新規の日英共同研究開発や、企業または資金援助機関からの助成金獲得、貿易・投資機会の創出など、多方面から日英連携をサポートしています。

英国の研究者との連携、イノベーション・パートナーシップにご関心をお持ちの方、またSIN Japanの活動に関するご質問やご提案などがございましたら、こちらまでご連絡ください。

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