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ビッグデータと理論研究に関する国際会議がロンドンで開催

  • 28 April 2016
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ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(以下、UCL)のビッグデータ・インスティテュートにおいて、2016年1月6日(水)から8日(金)にかけて、"2nd UCL Workshop on the Theory of Big Data"が開催され、私は日本の講演者として参加しました。

 

"2nd UCL Workshop on the Theory of Big Data"で講演を行う河原林健一教授

この国際会議の主要テーマは、「ビッグデータと理論研究」であり、コンピュータサイエンス、統計学、バイオロジーなどを専門とする英国研究者が100人ほど参加しました。日本から参加した私と統計数理研究所の福水健次教授を含め、10人程度の英国以外の国々の研究者が招待され、最新の研究成果の講演を行いました。私の講演タイトルは、"From Graph Theory to some algorithmic applications"。私が得意とする離散数学、中でも「グラフ理論」と「理論計算機科学」といった領域の研究をしていることに対し、英国のビッグデータ研究者は統計学出身者が多く、この会議においても、統計分野の研究発表が多く見られました。

 

この国際会議の冒頭に、アラン・チューリング・インスティテュートのディレクターであるアンドリュー・ブレイク教授から、UCLのビッグデータ・インスティテュートが5つのアラン・チューリング・インスティテュートの1つに選ばれたこと、そしてアラン・チューリング・インスティテュートは、研究所としてビッグデータの基礎研究分野、そしてアルゴリズム分野を主軸とした研究を行うという説明がありました。

 

会議の2日目には、アラン・チューリング・インスティテュートとUCLが共同で、"Big Data Analytics for Financial Services"というイベントを開催し、英国銀行や三菱東京UFJ銀行の金融企業や、インペリアル・カレッジ・ロンドンのファイナンス専門の研究者による講演が行われました。ファイナンス関連企業の講演者から、ビッグデータ解析による貢献は、今後ますます拡大していくであろうという予測が述べられ、各国の研究者は、ビッグデータの基礎分野の充実が重要であることを訴えました。

 

UCLのビッグデータ・インスティテュートとは、私がセンター長を務める、国立情報学研究所ビッグデータ数理国際センターと2015年にMoUを締結しました。UCL側は、パトリック・ウォルフ教授やソフィア・オルヘド教授など、機械学習・統計分野の専門家が多く、国立情報学研究所側は、グラフアルゴリズム・組合せ最適化などのアルゴリズム系の専門家が多く在籍しています。お互いの長所と強みを組み合わせ、今後さらに良い研究成果を挙げていきたいと思います。

 

国立情報学研究所 ビッグデータ数理国際研究センター センター長
教授 河原林 健一

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