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そーせいグループがヘプタレス・セラピューティックス社を買収

  • 02 March 2015
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駐日英国大使館 貿易・対英投資部では、英国企業が日本市場へ参入する際にサポートする貿易促進業務と、日本企業が英国へ進出する際の支援や英国での事業展開のサポートを行う対英投資支援業務をしています。

 

この度2015年2月23日(月)に、ライフサイエンス分野において、今後の新薬開発に大きな期待が持てる日英コラボレーションのビッグニュースが飛び込んできました。日本のそーせいグループによる英国ヘプタレス・セラピューティックス社(Heptares Therapeutics)の買収です。

 

英国ヘプタレス・セラピューティックス社は、とてもパワフルな創薬基盤技術を持っており、Gタンパク質共役受容体(GPCR)を標的とした革新的な薬の開発に使われています。Gタンパク質共役受容体は、ヒトの体の中の細胞に送られてくるシグナルの伝達を促進する重要な役割を担っているタンパク質で、現在市場にある医薬品のうち、約40%はこのGタンパク質共役受容体をターゲットとしたものです。

 

英国と日本は、共に高いレベルの基礎科学研究基盤を持っており、事実英国ヘプタレス・セラピューティックス社は、英国ケンブリッジにあるMRC分子生物学ラボラトリーの科学者リチャード・ヘンダーソン氏(Richard Henderson)、クリストファー・テート氏(Christopher Tate)、ならびに現CEO マルコム・ウイアー氏(Malcolm Weir)と現CSO フィオナ・マーシャル氏(Fiona Marshall)によって設立されたバイオテック企業です。また、1990年に設立されたそーせいグループは、グローバルに医薬品開発に取り組んでいるバイオ医薬品企業で、英国にも拠点を持っています。

 

日本のそーせいグループによる英国ヘプタレス・セラピューティックス社の買収は、英国と日本のライフサイエンス分野の共同研究開発の促進につながり、更には、革新的な大型新薬の創出にもつながる持続的な開発能力の強化、パイプラインの充実、海外製薬市場へのアクセス、資金面の強化など、より安定した環境で新薬の開発が進められるという強みが加わります。

 

新薬の誕生が非常に難しいと言われる今日、中枢神経系(認知障害など)、代謝系、ならびに希少疾病分野での新薬開発に希望が持てる日英ライフサイエンスのコラボレーションの代表例になると期待しています。

 

細胞膜内のGタンパク質共役受容体(GPCR)のイメージ図Gタンパク質共役受容体(GPCR)は、7つのらせん構造が細胞膜(グレー部分)の内外を行ったり来たりしているという特徴があるので、これを7色に色分けし、中心のピンクは薬物分子のイメージ。

ライフサイエンス・化学担当 上席商務官 新井 香央里
ライフサイエンス・化学担当 対英投資上級担当官 武井 尚子

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