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AIといえば英国!大使館主催イベント開催レポート パート2

  • 18 October 2018
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2018年9月3日(月)に英国大使館で開催されたイベント、「人工知能セミナー:ディープラーニングとロボット」の第2弾をレポートします。今回は、コンピュータやモバイル端末の「より高い利便性や、新たな利用技術」を目指して開発を進める、セント・アンドリュース大学のアーロン・クイグリー教授の研究をご紹介します。

 

英国で3番目に古く、高レベルな情報学研究を行う大学

 

講演するアーロン・クイグリー氏

講演するアーロン・クイグリー氏
(セント・アンドリュース大学、ヒューマン・
コンピュータ・インターラクション議長)

スコットランド・エジンバラ北部のセント・アンドリュース大学において、コンピュータと人間のインターラクションをテーマに、学内研究グループSACHI(St Andrews Computer Human Interaction の略)のディレクターを務めるクイグリー氏。ヒューマン・コンピュータ・インターラクションの議長、オーストラリア、日本、米国、ドイツ、イスラエルの産学会における職責なども担い、日本との関わりは深く、米国マサチューセッツ州のケンブリッジにある三菱電機研究所の客員研究員、東京工業大学の小池研究室の客員教授などを務めています。

 

 

 

冒頭でクイグリー氏は「私たちのアンドリュース大学は小規模ですが、英国で3番目に古い大学で、少数精鋭の高レベルな情報学研究を行っています」と紹介し、次のように続けました。「私たちの目的は、一般のユーザー、外科医、研究者などが、ストレスなくコンピュータやモバイル端末を操作できるヒューマン・コンピュータ・インターラクション技術を開発することにあります」。

 

人間とコンピュータの関係をより良くするユニークな技術開発

 

例えば、スマートフォンなどのモバイル端末で文字を打つときに、指が太くて打ち間違えてしまう、片手しか使えず打ちにくい、指で操作する際に画面が見えなくなる、といった問題を解決するための技術「Shape Writing in Motion(SWiM)」や「WatchMI」を開発しているとのこと。

 

さらに「特殊なメガネを装着したうえで、鼻をはじく、鼻をかく、鼻を押すといった動作でモバイル端末を操作できる『Itchy Nose』や、多重スペクトラム光源を使ってスマートフォンのスキャニング技術を応用し、表面の色や材質をセンシングできる『SpeCam』も開発しています」と続けるクイグリー氏。

 

そのうえで、「SpeCam」の技術にマシンラーニングとヒューマン・コンピュータ・インターラクションを組み合わせることで、体の様々な部位、衣類、塗料、オフィスやキッチンにあるものの質感、素材、色などのセンシングを可能にする「RadarCat」のプロジェクトについても触れました。

 


「Shape Writing in Motion(SWiM)」技術

 

多種多様な技術の組み合わせで不可能が可能に

 

最後は「一見、ランダムに見える技術でもうまく組み合わせることで、これまで想像できなかったことが可能になり、ユーザーである人間が『判断しにくい』、『不都合を感じる』といった問題の多くを解決できるようになると考えています。AIを物質の判別に応用するなど、こうした技術は、医療、天文観測、金融、グリッド・コンピューティングなどの様々な方面に拡張することも可能です」と締めくくりました。

 

サイエンスライター 西村 尚子

 


 

英国大使館は、英国のテクノロジー・コンサルティング企業のケンブリッジ・コンサルタンツ社に、英国のAIの強みに関する調査レポートを今年はじめに委託しました。日本語版の調査レポート全文が下記フォームより無料ダウンロードいただけます。英国のAIエコシステムの発展と成功の裏にある2つの要素、そして分野ごとの特徴と強みについての最新情報をぜひご覧ください!

 

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