MENU

INNOVATION IS GREAT
FacebookTwitterGoogleLinkedIn
Feed
英国進出、輸入や研究連携へのお問い合わせ
Mail

CONTENTS

HOME > BLOG > 英国のフィンテックハブとしての魅力とオープンイノベーション 1/2

英国のフィンテックハブとしての魅力とオープンイノベーション 1/2

  • 12 January 2017
  • Feed

2016年9月、NTTデータは駐日英国大使館などの協力により、日本の大手ICT企業としては初めて、英国最大のフィンテックハブである"Innovate Finance"に加入しました。

 

カナリー・ワーフ地区のビル群

先日、ロンドン市が形成した新金融センターであるカナリー・ワーフ地区へ行きましたが、シティグループ、HSBCホールディングス、JPモルガン・チェースなどの名だたる金融機関の巨大なビル群が立ち並ぶ真ん中に、"Innovate Finance"が入っているさらに大きなビルがあり、その荘厳な眺めに圧倒されました。

 

 

 

"Innovate Finance"は、ロンドン市庁やカナリー・ワーフグループがスポンサーになっている半官半民の業界団体であり、金融機関、スタートアップ、IT企業、そして規制当局を巻き込んだ情報共有やマッチングの場を提供し、かつ欧州最大のアクセラレータである"Level39"とは姉妹組織でもあるため、まさに英国のフィンテック・エコシステムを形成するハブとして中心的な存在となっています。

 

今回の記事では、当社が"Innovate Finance"に加入した3つの目的をお話しします。

 

Level39内観

1つ目は、常日頃からリアルタイムに世界のフィンテックの最先端の状況に触れていられることです。実際に、カナリー・ワーフのビルに入ると、世界中から"Level39"へ集まって来る多くの先進的なスタートアップ企業と出会うことができます。国籍も風土も違うスタートアップ企業が、カフェなどで自由に議論を繰り広げており、その場で新しいアイディアがどんどん生まれています。また、そのアイディアであればどこの誰それと話をしたら良いなどと、新しいイノベーター・ネットワークについてもその場で繋げることも頻繁に行われており、とても価値の高い場になっています。

 

2つ目は、英国や欧州行政の最先端の動向をその場で感じられることです。英国政府は金融立国を目指している延長戦上で、フィンテックによる競争力向上の強力な推進を行っています。例えば、FCA(金融行為監督機構)により2016年5月から運用が開始された「レギュラトリー・サンドボックス」と呼ばれる施策では、壮大な実験場として実証実験を行いながら、そこから出てくる課題を規制的な観点での検討をし、今後の政府の規制の在り方へ展開していくという、ある意味リーン・スタートアップのような実験と検証のサイクルを、政府の規制策定サイクルへ取り入れるという画期的な取り組みが行われています。従って、この中にいれば、最先端の金融に関する制度的な在り方に関して、リアルに触れられる機会があると考えています。

 

カナリー・ワーフ地区のビル群

そして3つ目としては、世界の先進的な金融機関のバークレイズ、ロイズ、HSBCホールディングス、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドなどの英国のメガバンクにとどまらず、シティグループやVisa、MasterCardなど米国を含む世界中の著名な金融機関が"Innovate Finance"に加入しているため、世界の最先端の金融機関の動向もすぐに把握し、意見交換をすることができるという点です。冒頭でご紹介したように、金融機関自体の集積地を伴っているため、実際の金融サービスとして具現化をするための意見交換もすぐに行うことができる環境ということです。

 

このような"Innovate Finance"との強い連携を当社が必要としている理由は、日本でもフィンテックに注目が集まっているということもありますが、もっと根本的には、これからの企業戦略として、このようなエコシステムの中での「オープンイノベーション」、つまりは、自社だけの技術やビジネスモデルにこだわらずに、先進的な技術やサービスを保有する企業と積極的にコラボレーションをしながら、イノベーションを起こしていく活動が必須になってくるということがあります。

 

次回の記事では、なぜオープンイノベーションが、今後の日本においてはさらに重要になるのかをお話ししたいと思います。

 

株式会社NTTデータ オープンイノベーション事業創発室長
残間 光太朗
「オープンイノベーション | NTTデータ」ウェブサイト

 

英国のフィンテックに関してご質問がございましたら、駐日英国大使館 国際通商部までお問い合わせください。

 


 

駐日英国大使館・総領事館 国際通商部(DIT Japan):
DIT Japanは、英国政府のDepartment for International Trade(DIT:国際通商省)の日本オフィスです。DIT Japanは英国製品・サービスをお探しの日本企業へ情報提供を行っています。また、日本企業の英国進出および英国での既存事業の拡大の際に必要なサポートを提供しています。これらのサービスは秘密厳守・無償にて行っております。

英国進出・英国での事業拡大、英国製品やサービスの輸入に関してご質問がございましたら、こちらまでお問い合わせください。

MENU