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英国のフィンテックハブとしての魅力とオープンイノベーション 2/2

  • 17 January 2017
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ロンドンの夕暮れ時

前回の記事では、NTTデータが"Innovate Finance"に加入した3つの目的をお話ししました。今回は、先進的な技術やビジネスモデルを有する企業と積極的に協働する、「オープンイノベーション」が、これからの日本においてなぜ必要になるのかについて書きたいと思います。

 

 

 

近年、ICTの発展により、CPU、ネットワーク、クラウド、オープンソース化の進展に伴う圧倒的な低価格化により、誰もがビジネスを立ち上げるのに、それほどの投資が必要のない時代になりました。また、この10年で起業のコストは0.1%になってきているという調査結果も発表されています。従って、これまでアイディアだけで終わっていたものが、誰もがビジネスとして簡単に形作ることができ、さらにそれをリーン・スタートアップの考え方で仮説・検証を繰り返すことで、これまでとは比べものにならない圧倒的なスピードとスケールでビジネス化が可能となりました。

 

このような時代背景の中で、大企業としても自らの投資でビジネスを創っているだけでは、世界中のビジネスが生まれる速度と量には到底かなわない時代になってきているのではないでしょうか。すなわち、これからの企業戦略の大きな根幹の考え方として、世界中で次々創り出されるビジネスをいかに効率的に発掘し、自社のものへ昇華させることができるか、ということが競争戦略上の非常に大きな要素になります。

 

これまでミッションクリティカルな日本の社会的なインフラ構築に携わっている当社においても、2013年9月からオープンイノベーションを組織的な取り組みとして実現すべく、「オープンイノベーション事業創発室」にて行っています。

 

当社のオープンイノベーションのコンセプトは、「先進的なスタートアップなどの企業 x 私どものお客様である大企業や公的機関 x 当社」による、革新的なビジネスの創発と素早い事業展開を、オープンイノベーションにより行うこと、としています。

 

具体的な活動としては、主に3つの活動に注力しています。

 

マンスリーフォーラム「豊洲の港から」

1つ目は、マンスリーフォーラム「豊洲の港から」です。これは、当社の本社がある東京・豊洲からイノベーションの大海原へイノベーションの船を漕ぎ出そう!ということで始まった活動です。毎月、先進的な技術テーマを起点として、スタートアップ企業5社程度をご招待し、先進的な技術・ビジネスモデルについて話していただきます。そして、今後のオープンイノベーションの可能性について討論し、さらに、私どものお客様である大企業から200名以上の方々がフォーラムに出席し、意見交換会にてすぐに実証実験などが始まるという目論みで行っているものです。2013年9月から始め、今では3,000名以上のイノベーター・コミュニティとなっています。

 

実は、この「豊洲の港から」を駐日英国大使館にご協力いただき、2015年から共同開催フォーラム「豊洲の港から powered by 英国大使館」として、年に1回程度実施しています。英国を代表するフィンテック企業10社ほどを迎え、「英国スタートアップ企業 x 当社のお客様企業 x 当社」によるWin-Win-Winのビジネス創発の場づくりとして開催しています。普段なかなかお目にかかれない英国の先進的なスタートアップ企業との意見交換ができることに、お客様企業より大変好評をいただいています。直近では2017年1月19日(木)に実施予定です。

 

豊洲の港から presents グローバルオープンイノベーション ビジネスコンテスト

2つ目は、「豊洲の港から presents グローバルオープンイノベーション ビジネスコンテスト」です。これは、サンフランシスコ、テルアビブ、マドリッド、バルセロナ、シンガポール、北京、トロント、サンパウロ、日本、そしてロンドンの世界10カ所9カ国で実施するビジネスコンテストになります。当社のビジネスコンテストは、「先進的な技術・ビジネスモデルを持つ企業 x 当社のお客様企業 x 当社」のWin-Win-Winを実現する提案を募集することが特徴で、第5回目を迎える今回は、フィンテック、IoT、ビッグデータやドローンなどの18テーマで募集を行いました。2017年3月15日(水)に実施予定のグランドフィナーレで最優勝賞を受賞した企業にたいして、約3ヶ月に渡って革新的なビジネスモデルの検討、その後の具体的な事業化までのサポートを当社がさせていただきます。

 

そして、ロンドンで開催される本コンテストは、"Innovate Finance"との共催で、世界一の金融立国である英国の地で、そのエコシステムのメンバーが一堂に集うなか、世界の先進的な企業による世界初の革新的なビジネスモデルのプレゼンテーションが次々と行われることになるのではないかと、とても期待しています。

 

「第4回 豊洲の港から presents グローバルオープンイノベーション ビジネスコンテスト」授賞式

前回のコンテストでは、世界の貧困を解決し、新しい決済サービスを実現する企業であるドレミング社が優勝し、日本のスタートアップ企業としては初めて"Innovate Finance"に選出されるなど、大きな結果を生み出しました。

 

 

 

 

そして、3つ目は、これらのオープンイノベーション活動で集まった先進的な技術やビジネスモデルを持つ企業と、当社のイノベーターが一緒にビジネスを創発する「イノベーションワーキング」です。とかくオープンイノベーションを推進するとなると、外部のスタートアップ企業などをいかに集めるかというところに目が行きがちですが、1番重要な点は、それらのビジネスの種をいかに加速させ、スケールのあるビジネスまで育て上げるかにあると考えています。

 

そのため、当社では、社内で具体的にビジネスを推進しているプロフィットセンターを主軸として、ビジネスの種を組成する30から40ほどのサブワーキングを3ヶ月ごとにリーン・スタートアップで回しています。各々のサブワーキングに様々なプロフィットセンターが集うことにより、常に人数が10人から20人ほどいるので、全体としては500人から600人ほどのイノベーターが新規ビジネス創発に携わり切磋琢磨しています。オープンイノベーション事業創発室が技術・ビジネスメンターを組成し、ビジネス創発を促進しています。

 

NTTデータでは、オープンイノベーションによる革新的なビジネス創発と素早いビジネス展開は、今後のビジネス活動においては欠かせない活動になっており、その中でも最もオープンイノベーションによる影響が高いと言われている金融業界のフィンテック対応の一環として、英国のフィンテックハブである"Innovate Finance"を始めとした駐日英国大使館、さらには英国のエコシステムを形成するプレイヤーの方々との連携は、今後もより重要性を増すことは間違いないと当社は考えています。

 

その中で、日本の一ICT企業として、英国と日本をつなぎ、さらには世界と日本をつなぐ懸け橋として活動することが、世界に溢れる多くの課題を少しでも解決できる一助となることを、心から願ってやみません。

 

オープンイノベーションで新しい革新的なソリューションを生み出そうと考えておられるイノベーターの方がいらっしゃいましたら、ぜひとも気軽にお声掛けいただけましたら幸いです。

 

合言葉は、「さあ、ともに世界を変えていこう」です。

 

株式会社NTTデータ オープンイノベーション事業創発室長
残間 光太朗
「オープンイノベーション | NTTデータ」ウェブサイト

 

英国のフィンテックに関してご質問がございましたら、駐日英国大使館 国際通商部までお問い合わせください。

 


 

駐日英国大使館・総領事館 国際通商部(DIT Japan):
DIT Japanは、英国政府のDepartment for International Trade(DIT:国際通商省)の日本オフィスです。DIT Japanは英国製品・サービスをお探しの日本企業へ情報提供を行っています。また、日本企業の英国進出および英国での既存事業の拡大の際に必要なサポートを提供しています。これらのサービスは秘密厳守・無償にて行っております。

英国進出・英国での事業拡大、英国製品やサービスの輸入に関してご質問がございましたら、こちらまでお問い合わせください。

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