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世界の最先端を行く英国のAIとフィンテック

  • 18 September 2018
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英国でスタートアップ企業が最も多い金融分野では、保険や銀行、個人資産管理や支払いなどに人工知能(AI)が使われています。セキュリティの確保や、顧客のID認証をはじめ、金融関係の文書の処理時間の短縮や自動化、チャットボットを使ったサービス、アナリストから投資家へ提供される膨大なデータの分析などにAIは応用されています。

 

フィンテックへのAI活用を推進する強力なエコシステム

 

英国の金融街としても知られるカナリー・ワーフ英国の金融行為規制機構(Financial Conduct Authority – FCA)は、金融のイノベーターたちにとってロンドンを世界で最も集まりやすい場所にしてきました。2014年10月、同機構により設立された「プロジェクト・イノベート」は、英国における新規・既存のフィンテック企業による、イノベーティブなアイデアの規制認可をサポートしています。

 

 

 

2016年には競争・市場庁(Competition and Markets Authority – CMA)と英国の9大銀行が、オープン・バンキングを設立しました。これにより、フィンテック企業は英国の主要銀行から口座情報を入手しやすくなりました。これは、規制の砂場(Regulatory Sandbox)と呼ばれる仕組みを利用したもので、革新的なビジネスや技術を生み出すために現行の規制を一時的に停止する仕組みです。

 

VCにより最も多くの資金が提供されているフィンテック分野

 

2017年の英国におけるベンチャー・キャピタル(VC)投資額の30億ポンドのうち、最も多くの資金が提供されたのはフィンテックでした。同年の英国のフィンテックへの投資額は過去最高の13.4億ポンドで、そのうちの90%がスタートアップに提供されました。AIやロボティックス、ビッグデータなどが投資を呼び込む材料となっています。

 

英国は世界の金融ビジネスの中心地

 

英国のフィンテック市場は年間200億ポンドの価値を創出していると、ロンドンに本社を置くErnst & Youngは推定しています。この額の18%は革新的な新しい技術を有する、まだ規模としては必ずしも大きくはない、 “emergent fintech”(新興フィンテック)と呼ばれるスタートアップ企業によるものです。

 

さらに英国は、フィンテック分野の優秀なAIエンジニアがたくさんいます。このため、英国以外の国の労働者にとっても魅力ある市場となっています。実は英国でフィンテック関係の仕事に就いている42%が外国人です。英国政府は、優秀な人材をフィンテック分野に継続的に供給すべく、主要大学へ投資しています。また、英国のフィンテック業界団体であるInnovate Financeは、EU離脱後の移民システムが外国から優秀な人材を引き付ける妨げにならないよう、法制度の確認を行っています。

 

英国でフィンテック関係の仕事に就いている42%が外国人

フィンテック分野の労働者の42%が外国人
そのうち、欧州経済領域(EEA)からの労働者は28%、非EEA労働者は14%
Innovate Finance発行のレポートより

 

AI活用を特徴とした英国のフィンテック企業

 

最後に、AIを活用しているフィンテック企業をいくつかご紹介します。Cytora社は、自然言語処理と機械学習のAIリスクエンジンを使って、時間の経過と共に変動するリスクを特定します。Cytora社同様、証券会社を支援するのはAire社。同社は機械学習を使って信用度のスコアをつけるエンジンを提供しています。英国のToyota Financial Services (UK) PLCは、Aire社のAPIを利用するために同社とパートナーシップを結んでいます。金融分野ですでに実績があるのはDarktrace社。サイバー攻撃から企業を守るセキュリティ・ソリューションを提供するDarktrace社は、2017年に3100万ポンドを売り上げ、この3年間で平均年率267%と急成長を遂げています。

 

国際技術ジャーナリスト 津田 建二

 


 

Invest in GREATロゴ【英国のフィンテックにご興味のある方は必見】

英国政府の国際通商省発行、英国のフィンテック・エコシステムについてのレポート『Fintech – The UK Proposition』(英語)が無料ダウンロードいただけます。英国のフィンテック・エコシステムの強み、英国が世界のフィンテック分野を牽引している理由、そして地域ごとでの特長などがまとめてありますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

『Fintech – The UK Proposition』<英語>(1.9MB)

 

 


 

駐日英国大使館・総領事館 国際通商部(DIT Japan):
DIT Japanは、英国政府のDepartment for International Trade(DIT:国際通商省)の日本オフィスです。DIT Japanは英国製品・サービスをお探しの日本企業へ情報提供を行っています。また、日本企業の英国進出および英国での既存事業の拡大の際に必要なサポートを提供しています。これらのサービスは秘密厳守・無償にて行っております。

英国進出・英国での事業拡大、英国製品やサービスの輸入に関してご質問がございましたら、こちらまでお問い合わせください。

 


 

駐日英国大使館は人工知能(AI)に焦点を当てたキャンペーンを実施中。キャンペーンの一環として、このたび英国のテクノロジー・コンサルティング企業であるケンブリッジ・コンサルタンツ社に、英国のAIの強みと日英協業の可能性に関する調査を委託しました。世界のAI研究を牽引する英国。その成功の裏には2つの要素があると、ケンブリッジ・コンサルタンツ社は言います。調査レポートの全文(日本語版)は下記のフォームにご登録いただくと無料でダウンロードできますので、AIにご興味のある方はぜひご覧ください!

 


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