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UD/MHが考える建造環境と健康の関係性

  • 22 August 2017
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かつての建築家や都市計画者は、主に安全性を健康の中心として考えていました。建造環境に関連する危害のリスクをどうしたら防ぐことができるのか?例えば、設計は人々の重量を支え、防壁は落下を防ぐことができるのか?材料に毒素は含まれていないか?これらは重要な点ですが、現在の都市デザイナーはデザインからの健康被害の可能性だけではなく、デザインがどのように健康を向上させるかについても考えています。

 

この問いへの答えには重要な利点が含まれています。繁栄し、回復力のある都市には優れた公衆衛生が必要不可欠であり、英国はその機会を受け入れています。例えば、ここ数ヶ月の間だけでも、英公衆衛生局が健康的な空間デザインを調査した研究論文「Spatial Planning for Health」が発表され、ロンドン市長の今後25年間の新たな交通戦略ドラフト「The Healthy Streets Approach」にはロンドン交通局のレポート「Improving the Health of Londoners – Transport Action Plan」のフレームワークが使用されました。昨年には英公衆衛生局が「Active Ageing and the Built Environment」を発表し、様々な大学が都市設計と公衆衛生の関係について研究を行う学部を有しています。

 

つい最近まで、建造環境で人々の健康を促進する機会の一つが見落とされてきました。それはデザインが人々のメンタルヘルスと福祉を向上させる可能性です。メンタルヘルスは今まで議論の中で重要視されてきませんでしたが、日本では5人に少なくとも1人は精神障害の影響を受けています。精神障害は全世界の疾病負担の約14%をも占めており、他のどの非伝染性疾病よりも多くの障害をもたらします。現在、建築プランナーやデザイナーは、イノベーションによるメンタルヘルスの向上が非常に大きな潜在的価値を有していることを理解し始めています。

 

世界保健機関はメンタルヘルスについて、「個人がそれぞれの可能性を実現し、生活していく上で生じる通常のストレスに対処し、生産的かつ効果的に働き、自分のコミュニティに貢献できる状態」と定義しています。この定義は、繁栄し回復力があり持続可能な都市の重要な構成要素を反映していることもあり、都市デザイナーにとって関連深いものです。メンタルヘルスは都市計画者にとっての優先事項であるべきです。英国はますますこれらの機会を模索しています。その一例として、自然環境とメンタルヘルスの関係を示す論文を Natural England が2016年に発表しました。

 

Centre for Urban Design and Mental Health
UD/MHは、世界中の都市により良いメンタルヘルスをデザイン・構築する方法を研究する英国の新しいシンクタンクです。UD/MHのディレクターであるレイラ・マッケイは、昨年から東京医科歯科大学において、東京では住民のメンタルヘルスと福祉のサポートのために都市デザインがどのように活用されているのかを研究しています。研究結果には東京から英国が学ぶべきこと、また英国から東京から学ぶことが含まれ、これらは2017年8月1日に日本医療政策機構と共同で東京で開催されたセミナーで発表されました。
http://www.urbandesignmentalhealth.com/

 

UD/MHディレクターのレイラ・マッケイ氏の講演

 

東急不動産 菱田 佳奈氏の講演

 

レイラ・マッケイ
翻訳:仲川 萌花

 


 

駐日英国大使館・総領事館 科学技術部(SIN Japan):
SIN Japanは、世界28カ国に展開する英国政府のScience and Innovation Network(SIN:科学イノベーションネットワーク)の日本オフィスです。科学やイノベーションの重要テーマに係わる最良の政策ソリューションの導入、新規の日英共同研究開発や、企業または資金援助機関からの助成金獲得、貿易・投資機会の創出など、多方面から日英連携をサポートしています。

英国の研究者との連携、イノベーション・パートナーシップにご関心をお持ちの方、またSIN Japanの活動に関するご質問やご提案などがございましたら、こちらまでご連絡ください。

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